脊柱管狭窄症でお悩みの方へ
腰を反らしたときに、ひどい痛みやしびれの症状が起こっていませんか?
そのような症状は、脊柱管狭窄症という背骨の病気が関係している可能性があります。
脊柱管とは、脳から全身に伸びる神経の通り道です。
脊柱管が狭くなると、内部の神経が圧迫され、さまざまな部位に影響が及びます。
脊柱管狭窄症をそのままにしておくと、手先が不器用になる、長い距離を歩けなくなるなど、日常生活に支障をきたしやすくなるため、早めに改善を目指しましょう。
こちらでは、脊柱管狭窄症のタイプや症状、原因、対処法、予防法などについてご紹介しています。
脊柱管狭窄症でお悩みの方は、参考にしてみてください。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 腰を反らすと痛みが強まる
- 少し歩いただけでも足がだるくなる
- おしりのまわりにしびれが出る
- 最近急に手先が不器用になった
- 尿の出が悪くなった
- 立っているだけで足がしびれる
脊柱管狭窄症のおもな症状と原因
脊柱管狭窄症について
脊柱管とは、背骨にある神経の通り道です。
脊柱管狭窄症は、なんらかの原因によって脊柱管が狭まり、なかを通る神経が障害されることでさまざまな症状をもたらします。
障害が起こる部位と神経の違いによって、次のようなタイプに分類されます。
●部位の違い
・頚部脊柱管狭窄症
首で起こる脊柱管狭窄症です。
首の骨は、7つの骨が積み重なるようにして構成されており、上から第一頚椎、第二頚椎、第三頚椎と順番に数字が付けられています。
頚部脊柱管狭窄症は、とくに第四頚椎と第五頚椎の間、第五頚椎と第六頚椎の間で起こることが多いです。
・腰部脊柱管狭窄症
腰で起こる脊柱管狭窄症です。
腰は5つの骨が積み重なって形づくられています。
腰部脊柱管狭窄症は、負担のかかりやすい第三腰椎と第四腰椎の間、第四腰椎と第五腰椎の間などで起こることが多いです。
●神経の違い
・馬尾型
脊髄の下部には神経の束があり、馬の尻尾に似ていることから「馬尾神経」と呼ばれています。
馬尾型では、馬尾神経が圧迫されています。
・神経根型
神経根とは、脊髄から左右に枝分かれする細い神経のことです。
首には左右8対の感覚神経根、腰には1対の脊髄神経根があります。
神経根型は、これらの神経根の一部が障害を受けることで生じます。
・混合型
馬尾型と神経根型を併発しているタイプです。
脊柱管狭窄症のおもな症状と原因
●脊柱管狭窄症のおもな原因
・年齢
年を重ねるにつれて、脊柱管のまわりにある骨や靱帯などが変性します。
それらの変性した組織が脊柱管を圧迫し、脊柱管狭窄症になることが多いです。
・オーバーワーク
オーバーワークによって背骨に負担がかかると、腰を支える骨や組織が変性しやすくなり、脊柱管狭窄症になるリスクが高まるといわれています。
腰に負担をかけるスポーツや力仕事以外にも、長時間のデスクワークが関係していることもあります。
・腰痛持ち
腰痛持ちの方は、腰に大きな負担がかかりやすい状態です。
腰を支える椎間板や靱帯などの組織にダメージが蓄積されているため、脊柱管狭窄症になりやすいといわれています。
・先天的な要因
脊柱管の太さは、人それぞれ違います。
脊柱管狭窄症の場合、生まれつき脊柱管が細いという先天的な要因が影響していることもあります。
●頚部脊柱管狭窄症の症状
・痛みやしびれ
首の神経は、腕とつながっています。
そのため、頚部脊柱管狭窄症が起きると、両方もしくは片方の腕にしびれや痛み、脱力感などを覚えることがあります。
・手の動かしにくさ
手につながる神経が障害されることで手先が不器用になり、箸を握る、ボタンを締めるなど今までできていた細かな動作がむずかしくなることがあります。
●腰部脊柱管狭窄症の症状
・足のしびれや動かしにくさ
腰を通る神経は足につながっているため、足のしびれや動かしにくさなどの症状が出る可能性があります。
また、歩いたときに神経の圧迫が強まることで、長い距離を歩けなくなる間欠性跛行(かんけつせいはこう)という特徴的な症状がみられます。
・排尿・排便障害
馬尾神経は、膀胱の機能を調整しています。
そのため、脊柱管狭窄症で馬尾神経が障害されると、頻尿や尿もれなどの排尿・排便障害が起こる可能性があります。
あい鍼灸院・接骨院
イオンタウン名取院の
脊柱管狭窄症への施術内容
脊柱管狭窄症のおもな施術法
脊柱管狭窄症は、おもに次のような施術で改善を目指すことが多いです。
●手技療法
脊柱管狭窄症は、不良姿勢による筋肉のアンバランスさが関係していることもあります。
手技療法では、トラブルの原因となる筋肉を探し、丁寧にほぐしていきます。
●ハイボルト療法
脊柱管狭窄症では、首や腰の筋肉が硬くなっていることが多いです。
ハイボルト療法では、高電圧の刺激を深部の筋肉にも与えることができ、手技療法では対応できない部分もケアします。
●骨盤矯正
骨盤がゆがんでいると股関節の動きが悪くなり、腰に負担がかかりやすくなります。
そのため、脊柱管狭窄症の再発を防ぐためには、骨盤まわりの筋肉のバランスを改善し、腰にかかる負担を減らしてあげることが大切です。
脊柱管狭窄症の代表的な施術期間・施術過程
●施術期間
脊柱管狭窄症は、症状を悪化させないための身体づくりをおこなうことが大切です。
施術は数週間から数か月程度で終わることが多いですが、日常生活での悪いくせが改善しないと、再び症状が出てくる可能性があります。
日常生活ではストレッチやトレーニングなどをおこない、背骨にかかる負担を減らす努力をしましょう。
●施術過程
まず、どのような症状が出ているのかをヒアリングし、身体の状態を確認します。
脊柱管狭窄症の場合は、狭窄が生じている部分から離れたところで症状が起こることも多いです。
症状があるところだけでなく、全身の状態をチェックし、問題点を探します。
施術は一人ひとりの症状や身体の状態に合わせた内容です。
首や腰の脊柱管にかかる負担を減らし、症状が起こりにくくなるように施術します。
必要に応じて、日常生活でおこなえるストレッチやトレーニングもアドバイスするので、ご自身でもケアを継続しましょう。
脊柱管狭窄症を発症した際の
注意点と対処法
脊柱管狭窄症になってしまった際は、注意点を守りながら次のように対処しましょう。
●脊柱管狭窄症の注意点
・痛みを我慢しない
痛みを我慢して生活しないようにしましょう。
痛みがある状態で身体を動かすと、腰や股関節、膝などをさらに痛める可能性があります。
・腰椎を反らさない
腰椎脊柱管狭窄症の場合、腰を反らす動作によって脊柱管の狭窄が強まりやすくなります。
症状の悪化を防ぐためにも、腰を反らさないようにしましょう。
・自己判断をしない
自己判断で対処してしまうと、かえって症状が悪化することもあります。
首や腰に痛みを感じるときは、一度医療機関や接骨院で確認してもらいましょう。
●脊柱管狭窄症の対処法
・筋肉を温める
脊柱管狭窄症が起きている部分では、筋肉が硬くなり、血行障害が起きていることもあります。
湯船に浸かったり蒸しタオルを当てたりして、硬くなった筋肉を温めましょう。
・前かがみの姿勢を取る
腰部脊柱管狭窄症は、腰を反らしたときに症状が出やすいです。
歩くときは、前かがみの姿勢を取りましょう。
・エアロバイクをつかった運動をする
痛みを心配して運動不足になってしまうと、さらに首や腰に負担がかかり、症状が悪化する可能性があります。
運動のなかでもエアロバイクは前かがみの姿勢でおこなえるため、症状が出にくいといわれています。
エアロバイクを使って1日30分程度の運動を心がけ、十分な筋力を保ちましょう。
脊柱管狭窄症にならないための
予防法と身体のケア方法
脊柱管狭窄症を予防するためには、次のような方法があります。
●定期的に背骨を動かす
長時間のデスクワークや運転、立ち仕事などで、同じ姿勢を取りつづけていると、背骨の一部分に負担が集中しやすくなります。
1時間に1回程度、小休憩を挟み、背骨を曲げたり伸ばしたりするストレッチをおこないましょう。
●適度な運動を心がける
全身を動かす運動をすることで、背骨を支えるために必要な筋力を維持できるといわれています。
ウォーキングや水泳、ヨガなどの運動を1日30分を目安にしておこないましょう。
●ストレスをこまめに解消する
精神的なストレスによって、痛みを強く感じることがあります。
自分なりのストレス解消法を持ち、ストレスを溜めこまないようにしましょう。
脊柱管狭窄症に関するQ&A
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どのタイプの脊柱管狭窄症が起こりやすいですか?
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部位では、頚部よりも腰部が好発しやすいです。
また、馬尾型よりも神経根型が起こりやすいといわれています。
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脊柱管狭窄症を招く組織の変性とは、どのような状態ですか?
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骨自体の変形や、骨の間でクッションの役割をしている椎間板の膨張、脊椎のまわりにある靱帯の肥厚などです。
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脊柱管狭窄症は何歳ぐらいで発症しますか?
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若年の方でも発症することがありますが、中高年ごろ発症することが多いです。
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脊柱管狭窄症は手術が必要ですか?
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数か月たっても症状がよくならない場合は、手術が検討されることもあります。
医療機関に相談しましょう。
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脊柱管狭窄症以外に、足がしびれる病気はありますか?
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梨状筋症候群や糖尿病などが考えられます。
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脊柱管狭窄症以外に、手がしびれる病気はありますか?
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手根管症候群や頚椎症などが考えられます。
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脊柱管狭窄症を放置しているとどうなりますか?
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狭窄が進行し、日常生活に支障をきたすようになる可能性があります。
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脊柱管狭窄症は難病ですか?
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一般的な脊柱管狭窄症は難病ではありません。
しかし、頚椎や胸椎、腰椎の広範囲で脊柱管が細くなる「広範囲脊柱管狭窄症」は、厚生労働省の難病に指定されています。
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脊柱管狭窄症の症状が出るときは、どのような歩き方をしたらいいですか。
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杖をついたりシルバーカーを押したりして、少し腰をかがめるようにしましょう。
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脊柱管狭窄症の症状が出るときは、どのような寝方をしたらいいですか。
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仰向けで足を伸ばすと、腰に負担がかかって症状が出やすくなります。
膝を立てて、その下にクッションを敷いて寝ましょう。
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脊柱管狭窄症にはどのようなストレッチがおすすめですか?
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膝を抱えるストレッチです。
仰向けになり、両膝を両手で抱えるようにして腰の筋肉を伸ばします。
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脊柱管狭窄症のリハビリではどのようなことをおこないますか?
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ストレッチや筋力トレーニング、温熱療法、電気療法などです。
施術案内
Treatment guidance
保険施術
接骨院では、受傷時期・原因が明確にわかる急性のケガに対して健康保険を使って施術を行うことができます。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷が対象です。
状況に応じてどの保険が適用なのかこちらでご確認ください。
骨盤矯正
骨盤は「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作を支える大切な骨格です。
日常のくせや出産で身体がゆがみ、放置しまうと内臓の位置がずれて便秘や胃もたれを起こしやすくなり、女性は月経痛が悪化することもあります。
猫背矯正
長時間のデスクワークやスマホいじりは猫背などの不良姿勢を引き起こします。
くせになると肩こりや眼精疲労、自律神経が乱れるなど慢性的な倦怠感の原因になります。
猫背を放置しないで、日頃から適度な運動やストレッチが大切です。
鍼灸
鍼灸は2000年以上前に中国で生まれた歴史のある施術です。
人間が本来持つ自然治癒力を高めることで、慢性的な痛みを軽減し、自律神経を整えることで疲労感を解消することができます。
国家資格を保有の施術師が行います。
EMS
低周波と高周波を使う複合周波「EMS」を使うことで効率良くインナーマッスルを鍛えることができるトレーニングです。
寝ているだけで体幹の強化、身体の軸を安定させることができ、ケガの予防につながります。
ハイボルト
療法
血行促進作用や急性期・慢性期の痛みの軽減に有効な施術で、現在アスリートをはじめ注目を集めている施術です。
高電圧が痛覚伝達を抑制することで慢性的な肩こり、腰痛などの長引く症状の改善が見込めます。
超音波療法
人間か知覚することのできない高い周波数で急性の痛みから使用できるのか特徴です。
そのため、骨折や捻挫といったスポーツ外傷・スポーツ障害の痛みの早期改善に効果的です。
微細な振動によって患部の自然治癒力を高めます。
交通事故施術
事故後は興奮状態に陥っているため痛みを感じにくい場合があります。
痛みがなくても医療機関や接骨院で身体の状態をみてもらうことが大切です。
交通事故のケガは「自賠責保険」が適用となります。
補償内容について事前に備えておきましょう。
美容鍼
美容鍼はほうれい線やフェイスラインなど、顔を中心にアプローチしていきます。
お肌のターンオーバーが活性化し、シワやたるみの改善に効果につながります。
美容鍼でいつまでも若々しいお肌を手に入れましょう。
ヘッド
マッサージ
頭部は前頭筋と左側頭筋、右側頭筋、後頭筋の4つの筋肉で構成されています。
これらの筋肉は、長時間のデスクワークやスマホの使用によって血行不良になってしまいます。
ヘッドマッサージで顔や首、肩の筋緊張の緩和、髪質改善にも効果的です。
当院のご紹介
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あい鍼灸院・接骨院 イオンタウン名取院
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宮城県名取市飯野坂三丁目5-10
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