すべり症でお悩みの方へ
何週間も、腰の痛みや足のしびれがつづいていませんか?
それらの症状は、すべり症という背骨の病気が関係しているのかもしれません。
すべり症とは、その名のとおり骨がすべる病気のことです。
加齢による組織の変性や疲労骨折による骨の分離が関係しており、幅広い年齢層で起こりえます。
骨の分離をともなう場合は、放置していると骨が癒合しなくなる可能性があるため注意が必要です。
なかなか痛みが引かない腰痛に悩まされている方は、すべり症の疑いがあるので早めに対処しましょう。
こちらでは、すべり症の種類や症状、原因、対処法などについてご紹介しています。
すべり症かもしれないと感じている方は参考にしてみてください。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 腰が痛くてあまり長い距離を歩けない
- 前かがみになると背中に激痛が走る
- 足に痛みやしびれを感じる
- 足に力が入らずよく転んでしまう
- 安静にしていても腰が痛い
- 腰を反らす動作ができない
すべり症のおもな症状と原因
すべり症について
すべり症を改善に導くためにも、背骨の構造やすべり症の種類を理解しておきましょう。
●背骨の構造
背骨は、椎骨がブロックのように連結してできています。
椎骨は、支柱となる椎体とその後方にある椎弓から成る骨です。
椎骨の間には椎間板という組織があり、背骨に加わる負担を和らげています。
また、椎骨と椎骨の連結部分を「椎間関節」といい、ほかの関節と同じように動かすことができます。
●すべり症の種類
すべり症とは、なんらかの原因によって椎骨がずれてしまった状態のことです。
頚椎や腰椎で起こりやすく、椎骨のずれ方によってふたつの種類に分類されます。
・分離すべり症
椎体と椎弓が分離しているすべり症です。
疲労骨折のような状態になっています。
・変性すべり症
椎間板や靱帯などの変性によって生じるすべり症です。
変性すべり症は、分離をともないません。
すべり症のおもな症状と原因
●すべり症の症状
・頚椎で起こるすべり症の症状
おもな症状は、首の痛みや肩のこりなどです。
すべった椎骨によって神経が圧迫されると、腕や指がしびれたり、文字がうまく書けなくなったりします。
・腰椎で起こるすべり症の症状
おもな症状は、腰痛と坐骨神経痛です。
すべりがひどくなると脊髄神経が圧迫され、足にしびれや痛みが出現することもあります。
また、腰椎で起こるすべり症では、間欠性跛行(かんけつせいはこう)という特徴的な症状が現れることがあります。
間欠性跛行では、しばらく歩くとうずくような痛みが足に現れ、それ以上歩けなくなります。
この症状は休憩すると落ち着きますが、歩き始めると再び出現します。
●すべり症の原因
・分離すべり症
分離すべり症は、スポーツや力仕事などで腰に負担をかけた結果、疲労骨折を起こし、その部分が分離してしまうことがおもな原因です。
・変性すべり症
変性すべり症は中高年の方に多く、加齢にともなう組織の変性による影響が大きいといわれています。
類似症状のある隠れた病気について
●脊柱管狭窄症
背骨にある靱帯が分厚くなったり、椎間板が突出したりすることで、神経の通り道である脊柱管が狭くなる病気です。
腰を反らしたときに痛みが出やすく、進行すると尿漏れや歩行障害などをともなうことがあります。
●椎間板ヘルニア
椎間板は、椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしています。
椎間板ヘルニアとは、椎間板が変性し、その一部が飛び出す病気です。
周囲にある神経を圧迫することで、腰痛や足のしびれなどをもたらします。
あい鍼灸院・接骨院
イオンタウン名取院の
すべり症への施術内容
すべり症のおもな施術法
●筋力・姿勢検査
筋力や姿勢の検査をおこない、すべり症を悪化させる要因がないかを調べます。
特定の部位に負担がかかりやすくなっているようであれば、全身のバランスを整える施術をご提案します。
●手技療法
すべり症の方は、腰まわりの筋肉が硬くなっていることが多いです。
手技療法で優しく筋肉をほぐし、こりを楽にします。
●電気療法
電気療法は、手技では届きにくい部分の筋肉にも刺激を与えられます。
深部の筋肉にこりがある場合は、電気療法も併用します。
●骨格矯正
すべり症は、骨格のゆがみが関係していることも多いです。
腰部だけでなく、全身の骨格の状態を確認したうえで骨格矯正をおこないます。
すべり症の代表的な施術期間・施術過程
●代表的な施術期間
すべり症は、将来的に腰椎椎間板ヘルニアに発展する可能性もあり、長期的なケアを必要とする病気です。
施術には、数か月以上の期間を要することがあります。
症状が落ち着いたあとも定期的なメンテナンスを受け、予防に努めましょう。
●代表的な施術過程
すべり症の疑いがある場合は、姿勢の検査や筋力の検査をおこない、全身の状態を把握します。
骨格や姿勢に問題があるようであれば、骨格矯正をおこないます。
また、痛みが強いようであれば、手技療法や電気療法によるケアをご提供します。
すべり症は、日常生活で気をつけるべき点が多い病気です。
ご自身でもケアができるように、普段の過ごし方やストレッチ方法などのアドバイスもします。
症状が落ち着いてからも、すべり症に対するケアをつづけましょう。
すべり症を発症した際の
注意点と対処法
すべり症の症状がつらいときは、腰への負担を軽減するようにしましょう。
●腰をひねる動きを避ける
腰をひねる、ねじるといった動きは、腰の椎間板や筋肉に負担をかけやすいといわれています。
すべり症の症状がつらいときは、腰をひねる動きを避けるようにしましょう。
●正しい姿勢を心がける
悪い姿勢を取ると、腰にかかる負担が大きくなります。
普段から正しい姿勢を意識しましょう。
座っているときの正しい姿勢のポイントは、次のとおりです。
・坐骨を立てて座る
・股関節と膝関節を90度に曲げる
・足の裏を床につける
・肩の力を抜いてあごを引く
●体重を減らす
腰は、座っているときも立っているときも身体を支えつづけています。
体重が重いと、それだけで大きな負担がかかります。
肥満気味の方は、運動量を増やしたり食生活を見直したりして、適正体重に近づける努力をしましょう。
すべり症にならないための
予防法と身体のケア方法
すべり症を防ぐためには、背骨にかかる負担を減らすことが大切です。
●ストレッチをする
背骨を支える筋肉の柔軟性が低下していると、腰に負担がかかりやすくなり、すべり症のリスクが高まります。
普段運動する習慣のない方はストレッチをおこない、筋肉の柔軟性を維持しましょう。
●筋肉を鍛える
背骨を支える筋力の低下がすべり症を引き起こす原因になることもあります。
腹筋や背筋などの体幹に関わる筋肉をバランスよく鍛えましょう。
●ウォーミングアップをする
運動前のウォーミングアップが不十分だと、椎間関節がスムーズに動かず、腰に負担がかかりやすくなります。
運動をする際は、軽いジョギングやストレッチなどのウォーミングアップをおこない、柔軟性を高めてから主運動をするようにしましょう。
●クールダウンをする
急に運動をやめてしまうと、筋肉に疲労物質が残りやすくなります。
運動したあとは、ランニングやストレッチで徐々に心拍数を落としていき、筋肉に残る疲労物質を減らしましょう。
すべり症に関するQ&A
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すべり症は、椎骨がどのようにすべるのですか?
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前方にすべる場合と後方にすべる場合がありますが、多くは前方すべりです。
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先天的な原因ですべり症になることがありますか?
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先天的な骨の発育が関係する「形成不全性すべり症」というタイプもあります。
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分離すべり症は腰椎のどこで起こりやすいですか?
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腰椎は5つの椎骨から構成されており、上から順に第一腰椎、第二腰椎と呼ばれます。
分離すべり症は、とくに最下部の第五腰椎でみられることが多いです。
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変性すべり症は腰椎のどこで起こりやすいですか?
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変性すべり症は、第四腰椎や第五腰椎、第三腰椎などでみられます。
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どうしてすべり症は女性に多いのですか?
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すべり症は、閉経を迎える時期の女性に多い病気です。
女性ホルモンの減少によって骨がもろくなっていることが関係していると考えられています。
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すべり症が進行するとどのような症状が出ますか?
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安静にしていても腰や足に痛みやしびれが出現するようになります。
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分離した骨はくっつきますか?
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初期段階であれば、自然にくっつく可能性が高いです。
しかし、分離が進行している場合は、くっつかなくなることもあります。
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初期段階であれば、自然にくっつく可能性が高いです。しかし、分離が進行している場合は、くっつかなくなることもあります。
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分離の程度にもよりますが、数週間から数ヶ月程度は安静にしなければいけないことが多いです。
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子どもが腰痛を訴えるときはどうしたらよいですか?
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2週間以上腰痛を訴える場合は、単なる打ち身や捻挫ではない可能性が高いです。
分離すべり症の可能性もあるため、一度医療機関で検査を受けましょう。
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すべり症にコルセットをつかってもいいですか?
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症状が強い場合は、コルセットを装着して腰にかかる負担を減らしましょう。
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すべり症の痛みがあるときはどのように寝たらいいですか?
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仰向けになって足を伸ばすと痛みが出やすいです。
軽く膝を曲げて、その下にクッションなどを挟んで寝ましょう。
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すべり症には、どのように対処したらよいですか?
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痛みが強く出る間は保存療法で様子をみましょう。
症状が軽くなったら、ストレッチや筋トレなどのリハビリに移ります。
施術案内
Treatment guidance
保険施術
接骨院では、受傷時期・原因が明確にわかる急性のケガに対して健康保険を使って施術を行うことができます。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷が対象です。
状況に応じてどの保険が適用なのかこちらでご確認ください。
骨盤矯正
骨盤は「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作を支える大切な骨格です。
日常のくせや出産で身体がゆがみ、放置しまうと内臓の位置がずれて便秘や胃もたれを起こしやすくなり、女性は月経痛が悪化することもあります。
猫背矯正
長時間のデスクワークやスマホいじりは猫背などの不良姿勢を引き起こします。
くせになると肩こりや眼精疲労、自律神経が乱れるなど慢性的な倦怠感の原因になります。
猫背を放置しないで、日頃から適度な運動やストレッチが大切です。
鍼灸
鍼灸は2000年以上前に中国で生まれた歴史のある施術です。
人間が本来持つ自然治癒力を高めることで、慢性的な痛みを軽減し、自律神経を整えることで疲労感を解消することができます。
国家資格を保有の施術師が行います。
EMS
低周波と高周波を使う複合周波「EMS」を使うことで効率良くインナーマッスルを鍛えることができるトレーニングです。
寝ているだけで体幹の強化、身体の軸を安定させることができ、ケガの予防につながります。
ハイボルト
療法
血行促進作用や急性期・慢性期の痛みの軽減に有効な施術で、現在アスリートをはじめ注目を集めている施術です。
高電圧が痛覚伝達を抑制することで慢性的な肩こり、腰痛などの長引く症状の改善が見込めます。
超音波療法
人間か知覚することのできない高い周波数で急性の痛みから使用できるのか特徴です。
そのため、骨折や捻挫といったスポーツ外傷・スポーツ障害の痛みの早期改善に効果的です。
微細な振動によって患部の自然治癒力を高めます。
交通事故施術
事故後は興奮状態に陥っているため痛みを感じにくい場合があります。
痛みがなくても医療機関や接骨院で身体の状態をみてもらうことが大切です。
交通事故のケガは「自賠責保険」が適用となります。
補償内容について事前に備えておきましょう。
美容鍼
美容鍼はほうれい線やフェイスラインなど、顔を中心にアプローチしていきます。
お肌のターンオーバーが活性化し、シワやたるみの改善に効果につながります。
美容鍼でいつまでも若々しいお肌を手に入れましょう。
ヘッド
マッサージ
頭部は前頭筋と左側頭筋、右側頭筋、後頭筋の4つの筋肉で構成されています。
これらの筋肉は、長時間のデスクワークやスマホの使用によって血行不良になってしまいます。
ヘッドマッサージで顔や首、肩の筋緊張の緩和、髪質改善にも効果的です。
当院のご紹介
ABOUT US
あい鍼灸院・接骨院 イオンタウン名取院
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〒981-1225
宮城県名取市飯野坂三丁目5-10
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